川口自主夜間中学

学校の歩み(足あと)

埼玉の夜間中学設立運動と教室の始まり

埼玉県内には、中学を終えていない人がたくさん住んでいるにも関わらず、公立の夜間中学校がありませんでした。
1985年9月、埼玉に夜間中学を作る会を発足させ、12月から川口自主夜間中学を開始しました。こうして、教室を運営しながら公立夜間中学の設立をめざす運動が始まったのでした。

法成立と陽春分校の誕生

義務教育未修了者や不登校・引きこもり、こういった人たちを下支えする法律『教育機会確保法』が、2016年12月に成立しました。さらには、運動を始めてから34年が経った2019年4月、県内初の夜間中学となる川口市立芝西中学校陽春分校が開校しました。

公立と自主夜間中学の並存

長年の念願であった陽春分校ができても、自主夜間中学は続けていくことを確認しました。そして、自主夜間中学の充実をめざすと同時に、陽春分校との交流を深めていきたいと思っています。
国籍や年齢・性別を超えて誰もが学べる自主と公立とが並存しながら、埼玉における学びを保障していければと考えています。

二校目の設立と開かれた教室を求めて!

2020年に行われた国勢調査によりますと、県内の義務教育未修了者の数は33,985人です。形式卒業者や外国人といったあらゆる人が学べるようにするには、陽春分校だけでは足りません。そこで、さいたま市に夜間中学の設立を求めて、駅頭署名活動などに取り組んでいます。
また川口市に対しましては、空き教室とか参考書などを保管する施設を提供して欲しいという要望も行っています。

受賞歴

2016年社会貢献者表彰

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2017NHK地域放送⽂化賞

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川口自主夜間中学育英基金

この基⾦は、2016年5⽉6⽇にNHKで「特報⾸都圏情報『学び続けたい〜夜間学校15歳の春〜』が放送された後、視聴者から「貧困に困ってる⼈を⽀援したい」と⾔う声がたくさん寄せられたことをきっかけとして⾼校⽣を⽀援するために設⽴しました。

育英基⾦に協⼒できる⽅を募集してます。

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